どうも てすら です２０卒で入社した電力会社の部門について簡単ではありますが紹介したいと思います。
技術系向けの発信の記事なので文系の方、事務職希望の方はごめんなさい・・・
（引用元：いらすとや かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com) ）
まずは電力会社の部門について軽く説明します。２０２０年の発送電分離に伴い発電部門と送配電部門に分かれました。（分社化）
基本的に親会社は発電部門、子会社は送配電部門となります。
親会社と子会社と別れているため、給与面が変わってくるのでは？と思われる方は多いと思いますが、私の知ってる限りでは給与面は全く一緒です。（国際部門、コンサル部門、研究職では給与体系は変わってくるとは思います）
親会社の名前がいい！ってこだわる方は親会社の発電部門にいくことをお勧めします。
私は子会社の送配電会社に所属しておりますが、分社化した為、扱いが変わったということはなくて、お客様にも〇〇電力さんって言われますし、所詮、電力会社社員なのでそこは気にしなくてもいいかと思いますよ。
余談はさておき、本編である部門について簡単に説明します。
最初に説明したとおり、電力自由化に伴う公平性の観点から発電部門と送配電部門に分かれました。
まず 発電部門 は大きく３つあります。
・今後の日本電力の未来を背負う、全ては彼、彼女らにかかっている 火力部門
・古くから再エネとして利用されてきた発電設備、圧倒的な歴史感 水力部門
・東日本大震災後に社会から批判を受けがちで、不人気が高まる 原子力部門
まず 送配電部門 は大きく３つあります。
・超高圧を扱う大規模な電気設備、発電所とお客様を繋ぐパイプライン 送電部門
・発電＆消費２４時間３６５日監視、全ては電気使用者のために 系統運用部門
・発電所とお客様を繋ぎ、電気品質を保持する 変電部門
・街中にある電柱、災害時には緊急出勤 電気を利用するお客さま第一 配電部門
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以上の部門になります。（私は、送電部門に所属。）
簡単に各部門についてお話したいと思います。
火力部門
発電所は、沿岸付近に工場などが多く立地する港町にあります。
基本的に各発電部門の中でも勤務地としては都会よりだと思われます。
私は勤務地を大事にしていたので送電部門（地中送電：マンホールや電力ケーブルを扱う部門）には入れたら御の字でしたね.....（基本的に都会にしか設備がないため）
現代におけるエネルギー問題（No原子力に伴い）としても日本の将来を担う部門であるのは間違いありません。例として、JERA（JERAホームページ）という会社（東京電力と中部電力の火力部門が合体してできた会社）が設立され、原子力で電力融通をすることが困難な世の中、如何にして火力発電で乗り越えるか、電力社員の選ばれしスーパーエリートたちが日々問題に挑戦していることでしょう。
私、てすらも新卒時代の就職活動中にとある電力会社の人事の人に言われましたが、火力部門は花形部門ですから、人気も高く倍率も高いですよとおっしゃってました。今の火力事業の動きからしても電力会社に入る人の中でもより優秀な人材に火力部門に入って頂きたいという思いの表れだと私も思っております。
日本の発電事業の第一線に携わりたい方は、ぜひ火力部門に挑戦してみましょう！
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水力部門
発電所は、森林いわば山にあります。そうですダムですよね。あれが水力発電です。
基本的に山周辺は都会とは言えないでしょう、３部門の中でも辺鄙な勤務地となるでしょう。とは言っても、今の再エネ発展に向けて歴史ある、また事業としても今後コアな電力設備となってくるであろう水力発電。小規模な水力発電設備も需要が高まりつつあり、今後の再エネ事業としても目が離せない事業です。
個人的には、３つ選んでは入れるのであれば私は火力ですが、次に水力発電でしょうか。水力発電は再エネ事業としての柱となるので今後、将来の重要な電力設備として存在価値が高まってくると思います。
大規模な水車や発電設備、歴史ある水力事業に興味ある方は水力部門へ
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原子力部門
発電所は、火力発電と同酔いに沿岸付近にありますが、工場などが多く立地する港町ではなく、原子力発電所としてのみ土地を占有しています。（放射線物質等危険の恐れがあるため）
また、勤務地は地方確定案件です。（原子力発電は都会には立地しません。基本的に人の少ない地方に立地されています。）
また、東日本大震災以降、あまりいいように思われない原子力発電事業。
研究で原子力をやっていた、原子力の専門性があり興味がある人以外は個人的には死亡するのはやめておきましょう。悪いことをしてないのになぜか罪悪感をもちながら仕事をしてる感覚に陥ると思いますので・・・・
発電の中でも一番入るのを拒んでします部門ですね。
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送電部門
私、てすらも所属する送電部門。鉄塔のぼります。筋トレある程度しないと体力的にもきついかもしれません。
送電部門に関しては、こちらの記事に書いておりますのでこちらから参照願います。
https://denken123.hateblo.jp/entry/2020/08/20/001044
高所恐怖症の方は、送電部門に入ると痛い目を見るので絶対にやめましょうね（笑）
言いましたよ！高所恐怖症、マンションの屋上から下見れない人は送電部門後悔します。（私、てすらは大丈夫です）
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系統運用部門
勤務地は、制御所（給電所）と言われるところで、都会といったところ、田舎といったところ色々あります。つまりは運ゲーです。
２４時間３６５日、FXトレーダーのごとく（わからない人はごめんなさい）電気の需要と供給のバランスを調整を行う部門です。電気知識としては幅広く知っておかないといけないため賢い方が比較的に多いです。（逆に送電、配電は筋肉バカ多い）
また、継電器などの制御リレーの暗記、瞬低（瞬時電圧低下：落雷等により０コンマ０２秒程電圧低下すること）や停電時の再閉路などモニターごしに最善な動作をシステムにおくる司令官的な役割です。電気を送る上で最重要なポジションであり、２４時間３６５日動いてないといけません。なので当直勤務（夜中から朝まで、夕方から夜中まで、不規則な時間での勤務）のため、生活リズムになれるまで苦労しそうですが給料は定時での勤務でないため、プラス分良い給料体系となります。
個人的に私は入社後にこの部門に志望してもよかったかなと思っております（笑）
賢く、電力供給の重要ポジション（司令官）として働きたい方は系統運用へ！
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変電部門
電気主任技術者として知見を得るために入るべき部門は変電一択でしたが、勤務地を運ゲーで地方に飛ぶのが怖かったので変電は選びませんでした泣。
今思うと、勤務地なんてそこまで気にしすぎなくても良かったのかな？と思うようになりつつあります。
送配電部門でも圧倒的な業務量、各県にある変電所の巡視、変圧器の保守、その他キュービクル内の保護リレーの保守等がメインです。変電所の中での仕事です。
変電所は都会でも地方にもあるため、基本的に勤務地が地方になるか都会になるかは運ゲーです。
電力設備として知見や専門性を高めたい方は個人的にはお勧めです。変電所なんて大量にありますから業務量は多いと聞きます。僕の職場でもいつも現場遅い部門は変電の方ばかりです。残業は多い分、給料は他の部門より稼げるでしょう。忙しくてもお金と知識を得たい欲張り君は、ぜひ変電部門をおすすめします。
（引用元：いらすとや かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com) ）
配電部門
勤務地は…どちらかというと都会寄り?
我々、電力社員の命はなんでしょうか？そうです電気です。
この命（電気）を絶やすことはできません。研修も他も部門に比べて長く、体力的にもハードな部門です。わたしは、某元電力社員として有名な方のブログを当時大学２年生の冬の時期からみておりました。電力会社に志望していた私は、彼のブログを度々みておりまして、その中でも配電だけはやめておけと記事にしているのを見ました。鵜呑みして志望しなかったわけですが、実際に研修をしている姿を見て正直、私もスポーツマンとしてやっていた時期がありましたが入らなくてよかったなと思っています（笑）
別に配電を批判するわけではございませんが、人間関係（キャラとか）が合いそうではないなっていうところ、体力面でも今では厳しいのかなって思っております。
電力社員のブログで体育会系と揶揄されたりしてますが、本当に体育会系なのは間違いありません。甲子園出場、花園出場、インターハイ出場とか配電ではゴロゴロいます。アスリート肌お持ちの方には、間違いありません。配電の方ってイケメン多いですよね。スポーツできる男ってモテますからね。
（引用元：いらすとや かわいいフリー素材集 いらすとや (irasutoya.com) ）
いかがでしたか？就活生や他の業界で働かれている社会人の方にも参考になれば幸いです。電力会社に行きたい学生さん。応援しております。でも部門は気を付けてくださいね。しっかり下調べしてOBの方から話を聞けるならちゃんときいてから部門を選びましょう。自分の想像で部門を選ぶようなことはないようにしっかりと準備をして就職活動頑張ってください。
